
若者たちを中心に、お歳暮が年々減少傾向にあるようです。最近の若者たちはお歳暮、お中元といった時期に贈り物をするということをしなくなってきており、年配の方達は、亡くなられたりして送る相手が年ごとに少なくなっていってしまうといった理由もあります。お歳暮はお世話になった人たちに、感謝に気持ちを伝えるために送るものです。昔は個人的に付き合いのある人たちだけではなく、会社の上司、同僚や取引先の担当者などにも送っていました。
しかし最近では会社の上司や同僚の住所をそもそも知らないことも多く、年賀状のやりとりすら行っていない場合も多いです。取引先なども、会社同士で贈り物をしたりはしていますが、お互いの会社の担当者同士がプライベートで送るということは数を減らしています。お歳暮の贈り物といえば、今ではハムやソーセージ、鍋料理の具材、お菓子、日本酒などですが、昔は海苔も多く贈られていました。その理由は、海苔が運草(うんくさ)とも呼ばれ、縁起物であったこと、短期間に贈り物が集中するため日持ちするものが選ばれたことなどがあります。
しかし軽くて持ち運びが楽であることも理由の一つだったそうです。どういうことかと言いますと、昔は歳暮周りといって、お世話になった人のところに直接贈り物を持っていっていたからです。そのため軽くて持ち運びやすい海苔が重宝されました。今ではデパートなどお店で買って配達してもらうので、贈り物の重さというのはあまり考慮されないのでしょう。
贈り物も時代とともに変わっていきます。今年のお歳暮は、今までとはちょっと変わった品物を送ってみるのも良いのではないでしょうか。お歳暮のことならこちら
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