一年の始まりの大切な行事であるお正月に欠かせないのが、おせち料理です。昔は大晦日前まで各家庭で料理の仕込みをしながら、大掃除をし新しい年を迎える準備のひとつでしたが、最近では、我が家の味に加え、デパートや通販、各スーパー、コンビニ等でカタログ注文もあり、めったに食べれれないような高級料亭のものから、有名ホテルの味が楽しめます。元々おせちは御節句といい、宮中の料理でしたが、江戸時代から庶民の間でも正月の縁起物として作られるようになりました。ぱっと蓋をあけると色とりどりで、縁起物の玉手箱のようです。

おせちは重箱に詰めますが、重箱は、めでたいことを重ねるという願いが込めて重箱に詰める意味があります。最近では、二段、三段が多いですが、本来は四段、五段が正式とされています。四は縁起をかつぎ与段とされています。一の重には、祝い肴を入れ、お酒のつまみになる料理が入ります。

主に祝い三肴と言われる黒豆、数の子、田作りです。二の重には、お菓子のように甘い口取りが入れられます。伊達巻、栗きんとん、昆布巻きなどです。三の重には、海の幸を焼いた焼き物を入れます。

与の重には、お煮しめなどの煮物が山の幸の代表として入ります。それぞれどの料理にも、縁起の良い言われがあります。たとえば、黒豆は豆豆してく元気に健康で働けるますように、そして黒は邪気を祓い、不老長寿をもたらすと言われています。酢レンコンは穴が開いていて将来の見通しが良い、紅白蒲鉾は、半月型は日の出の形で、なくてはならない一品です。

年の初めを縁起物で埋め尽くしたおせち料理の由来や意味を子ども達に伝えることも、日本の伝統料理を受け継ぐことになります。そして、家族揃って、幸せを祈れる大切な時間を過ごさせてくれます。おせちのことならこちら

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